NEWS 過去ログ倉庫2006



平成18年12月30日
 本日午前中をもって御用納めと致しました。最後の患者さんは頚椎骨折にて大病院に搬送となりました。平素良く存じているご婦人でもあり、無事平癒ご帰還を祈る次第です。さて間もなく本年の古い記事は過去ログ倉庫に保管となる予定です。

平成18年12月27日 今年最後の手術日が終了しました。肩腱板手術でした。かつては年間10例ほどやっていた腱板手術。最近久々に再開し、ここ2週連続で行い、現在某病院二人部屋に揃ってご入院中です。この手術を始めた約20年前は術後にギプスを装着し、患者さんも窮屈だったろうし、ギプス自体ちょっとした工夫が必要でした。その後、専用のエアプレーン装具が発売されるやいち早く採用しましたが、何せ一式16万円もしていました。本人負担が大きいので出来るだけ使い回しをしたものの、L、M、Sサイズ数台のストックが出来て、今やいつでも手術できます。ただ、腱を骨に固定するアンカーとして愛用していたROC XS Fastener が会社の都合で発売中止になったのは残念です。今回で備蓄を使い切ったので、次回からは他社新製品を採用することになりそうです。

平成18年12月25日 昨夜はクリスマスイブ。当院では通リハでクリスマス週間としてささやかな祝いをした程度であるが、個人的にはキリスト教会の燭火礼拝(キャンドルサービス)に行ってきた。子供の頃から慣れ親しんでいる行事なので欠かせない。教会の外には青年会議所による青色発光ダイオードを使った電飾が設えてあり、実に綺麗です。何せ信仰はさておき単なるお祭りとして国民の行事化したクリスマスです。あるお寺さんも子供のためにクリスマスツリーを飾るとか。何年か前、某街宣車が「外国人の誕生日を祝ってないで天皇誕生日を祝え」とやっていたが、まあ気持ちは分からなくもない。最近は天皇誕生日とクリスマスイブが隣り合わせですがね。

平成18年12月23日(天皇誕生日)
 ここのところ、毎週水曜日は午前・午後手術が続いています。数年前まで水曜は手術のみで外来をしていなかったが、現在は木戸先生が居てくれるお陰で外来を閉めずに済んでいますし、通所リハビリテーションも出来ます。当分この体制で行くつもりです。

平成18年12月10日 岡山市に於ける日本リハビリテーション医学会中国・四国地方会に行ってきました。特別講演1:脊損患者の歩行再建への挑戦(労災リハビリテーション工学センター 元田英一先生)では、不全麻痺患者には吊り上げ装置付きトレッドミルによる歩行訓練を行い、完全麻痺の患者には歩行装置で歩行可能にする技術について紹介された。研究途上とは言え、その動画は驚くべきもので、下半身麻痺に陥った失意の患者が明るさを取り戻す様が見えるようでした。特別講演2:骨格筋の Unloading ストレス応答の分子機構(徳島大学 二川 健先生)無重力による骨格筋萎縮のメカニズムを解明し、廃用性筋萎縮に対する治療法を模索するもので、スペースシャトル事故によって実験結果が回収できず、次なる打ち上げまで数年の待機を余儀なくされた事、国際宇宙ステーションでの実験計画は遠大なもので、教授が現役ではいられそうにないことなど、御苦労の中にも夢のあるお話でした。ここで思ったことですが、平素、変形性膝関節症の患者さんを見るにつけ、「その内、月へでも療養に行って、軟骨を再生して戻ってこられるようになるのではないか」と思っていましたが、その間、筋肉は痩せる、骨粗鬆症にもなると言うことなら、果たして治療効果が上がるかどうか疑問になってきましたね。あっそれに、会長の吉備国際大学 河村顕治教授、ご苦労様でした。

平成18年12月 2日 小倉が、和歌山市において、第12回日本最小侵襲整形外科学会(MIOS)のシンポジウム(1)「肘部管症候群に対する低侵襲手術」のシンポジストとして、「肘部管症候群に対するKing手術の一変法」を発表いたしました。従来法よりも低侵襲であり、かつ術後の肘関節動揺性防止のために必要充分な骨切除範囲決定のため解剖学的検討を行い、その結果ほとんどギプス固定を要さず、日帰り手術可能で、早期社会復帰可能であることを説明した。

平成18年11月26日 日本リウマチ財団教育研修会に参加。関節リウマチの治療は只今著しい変革期にあります。MTX(リウマトレックス)の重要性が増し、生物製剤(レミケード、エンブレムなど)の出現により関節リウマチの寛解(治った状態)例が次々報告されています。しかしなお生物製剤の危険な側面は解決しておらず、我々開業医が使うには今なおハードルが高すぎる。しかし近い将来、医療機関相互の連携により、我々が扱うことの出来る日もやってくるでしょう。今我々に求められているのは、関節リウマチを早期に診断し、将来の関節破壊を未然に防ぐ努力を惜しまないことであります。

平成18年11月11日
 今月はじめより、インフルエンザワクチンの接種を開始しました。13歳以上は原則1回。12歳までは2回とします。2回目は1回目の2週間後とします。寒くなりました、12月にはインフルエンザの流行が始まる恐れがあります。なるべく11月中にワクチン接種を済ませましょう。

平成18年11月 9日
 かねてお休みだった通リハ運転手殿、目出度く体調回復され近く復帰となりました。しかもお一人非常勤で加わって下さることになり、よって求人は終了させていただきます。

平成18年11月 8日 はや厳冬期に突入かと思う朝の冷気。そのせいか患者さんの足もすくみがちのようです。

平成18年11月 1日 寒くなりました。今月よりエアコンのエコアイスを冷房仕様(夜間氷蓄熱)から暖房仕様(湯蓄熱)に変更致しました。

平成18年10月 9日 昨日日曜、本日祝日とも、患者さんあり。休日とは言え、コンビニ整形外科を目指すからには断れない。田舎の人は律儀なので、時間外や休日に門をたたくにはそれなりに理由がある。急な怪我や、「怪我は2日前で当初はさほどでなかったのに、次第に痛くなって、昨夜は寝られなかった」などなど。特に子供の怪我や痛みには親も狼狽する。何とか早く治してやりたいと思う親心が携帯電話を押させるのであろう。スタッフが必要な重症以外なら、診させていただきますゾ。ただし、休日体制のため保険請求計算出来ない場合は自費で願いますが、翌日にでも保険で精算致します。

平成18年 9月19日
 介護情報公開制度にのっとり全国一斉調査が行われているが、本日、当院へも県社会福祉協議会より調査員2名が来院。詳細な資料の確認あり。この制度は何の為にあるか?1)利用者・他の事業所が、当事業所の体制を把握するため。2)事業所自ら情報を公開することで、事業所自体の質の向上に資するため。項目が極めて事務的であり、一般利用者が参考にすることよりも、2番目の項目を国(厚労省)は重視しているのであろう。

平成18年 9月18日
 本日は当番医。骨折に腰痛に虫さされにと、ほぼ一日患者さんが見えた。

平成18年 9月16日
 本日まで数班に分かれて1週間ずつ学生さんが実習に来院されました。外来見学、リハ見学、通リハ見学兼手伝い。貴重な夏休みを割いて過ごした1週間。OTとして将来働く心構えを少しは得られたとしたら幸いです。その間、短時間ながら講義をさせていただいた。類人猿上肢骨実物より作ったレプリカ(自作)を使った解剖学名物講義はよそでは聴けませんゾ?!

平成18年 9月15日
 深夜の電話。先方「明日の土曜はお休みですか?」私「休みではありません」先方「あ、無いんですね、ガチャ」・・・どうやら、「休み」で「ありません」と聞こえたらしい。

平成18年 9月10日 最近は記事の更新が出来ていない。ギャラリーの更新をしたが、内容は7月の写真であり、大幅に遅れている。さて9月に入って「運動器リハ2」の請求を開始した。ただし150日条項より延長可能な麻痺の方5名のみから始めた。

平成18年 8月15日
 本日はお盆・終戦の日につき休診です。或る読者から、日々のニュースがつまらないからもっと一般受けするものにせよとのアドバイス。え〜私個人は昨夜、高梁高校同窓会、18期同期会に診療の合間の昼休みだけちょい参加し、少し赤い顔で午後の診療を致しました。皆さん休みと思ってかそれぞれお忙しいのか、午後はほんの数名でした。同二次会で松山踊りに参加し、2時間?ほど心地よい汗を流しました。

平成18年 8月13日
 過日、「運動器リハ2」の申請をした。9月より請求の予定だが、これまでの患者さんは引き続き「消炎鎮痛処置」での請求となる。新患に対して「運動器リハ2」の請求が出来るが、150日のしばりがある。「運動器リハ1」請求にはPT/OT2名または見なしセラピスト2名が必要で、当院では基準に合致しないため請求できない。世の中とかく窮屈になりつつある。不平を言うは容易い。むしろ新時代に逞しく生きる術を身につけよう。昨日・本日ともに午後は俄雷雨であった。各所で落雷・停電があったが当院には被害無し。たまたま空調室外機の修理中であり、作業員はさすがに屋内避難していた。

平成18年 7月19日
 先日来の梅雨、ダムの放流に加えて、昨日より山間部に多量の降雨あり、本日未明より周辺地域で洪水となった。高梁市街地はさほどの気配無くも、備中広瀬付近の国道は例によって冠水し、本日手術予定の患者さんは来院できず、南から通って下さる職員も出勤できず午後になってやっと出勤となった。2階通リハより川を見るに、方谷橋の橋脚の上の方まで濁流に洗われているもののなお余裕はある。遠方に目をやれば、いつになく広々とした高梁川の流れは高さに於いて国道に迫って見える。広瀬が浸かるのも宜成るかなであります。本日は平素より患者さんの少ない水曜日にして影響は幸い大きくなかった。明日は小降りでいて欲しい。

平成18年 7月 9日
 本日は復帰2回目の当番医。午前中次々患者さんあり。午後は暑さの性か暇でした。
 6月の当院意見書発行分の介護保険審査会結果が届いた。4〜6月までで、要介護1の方の7.2割が要支援になった。先日9割と書いたが、症例が増えれば7割程度に落ち着くのかも。

平成18年 7月 1日
 この4月に介護保険制度の改定がありました。あえて改正とは言いません。従来要介護1であった方が軒並み要支援になっています。介護度の低い要介護1が多すぎて公的予算を食いつぶしているとの危機感からの改訂です。当初の情報では6割程度の方が要支援2へ移行する見込みとのことでしたが、蓋を開けてみれば9割の方が移行しています。厚生労働省の思惑が奏効しています。してやられた利用者の方々からは不満の声が挙がっています。自己負担が増え、受けられるサービスが減ったからです。
 理学療法に関しても不満が噴出しています。理学療法が漫然と行われているという批判?から日数制限が設けられ、障害を抱えた全国の患者さんから不安の声が挙がっています。また、理学療法の施設基準が厳しくなり、当院のように非常勤PT/OTでは理学療法の点数が取れず、折角働いてもプロがいないと同等の安い消炎鎮痛処置でしか請求できません。
 当院はこれまで非常勤OTのみでしたが、この度、常勤職員の確保にこぎ着けました。なにより外来患者および通所リハ利用者に対するサービスの充実が見込めます。点数請求は準備の上、いずれ実行します。

平成18年 5月29日
 月曜が休診でないことがようやく知れ渡ったか、患者さんが増えてきました。感謝。

平成18年 5月 3日 本日は久方振りの当番医。10名来院され、全員が整形外科疾患であった。ただしその内数人は平素より外来通院の方で、3連休放置困難なガーゼ交換が必要な方でした。

平成18年 5月 1日
 本日より医院の体制が変更になりました。理事長:別宮博一(留任)、理事・管理者(院長):小倉 丘(復帰)、医師:木戸 潤。木戸先生には小倉の休診中、院長職をお勤めいただき、心より感謝申し上げます。お陰様で医院は今日まで継続相成りました。職員一同になり代わり御礼申し上げます。なお木戸先生には引き続き診療の一部を分担していただきます。今後とも宜しくお願い申し上げます。

平成18年 4月11日 以前より往診させていただいている方がお一人あります。1年半ほどご不自由をおかけしたが、先月復帰早速に再開して喜んでいただいた。本日は再開2度目。足裏ウオノメを削りました。拙者ウオノメや巻き爪処置が趣味?で御座る。

平成18年 3月30日
 4月からの介護保険改訂に向けて準備にあわただしい。何より要支援はもとより、要介護1で更新者はほとんど要支援2となり、予防給付に回される。新たな書類に、訓練体制に、面倒なことだが、やるしかあるまい。 医療に関しても理学療法に変化がある。PTやOTを複数常勤雇用することなどあり得ぬ小クリニックなので、こたびの理学療法点数はまず無理。みなしPTで良いという話もあるが、どの研修が有効とされるかに関して国の最終的通達がない。おいおい、もう4月でっせ?当院としては消炎鎮痛処置で請求するのみ。

平成18年 3月13日
 友遠方より来るまた楽しからずや・・・一昨日は山陰より友来たりて痛飲す。かつては4時間の道のりが今や2時間足らずとか。歳はほぼ同じながら開業に関しては10年以上先輩で、しかも有床診、なかなかの苦労があるご様子。狭い部屋に寝てもらって申し訳なし。さて本日は復帰1カ月目、まだ毎日診療していることをご存じ無い方がいらっしゃる様子にて玄関の掲示を刷新す。

平成18年 3月 8日
 本日は復帰後3例目の手術。1年半のブランクはさほど感じない。一つにはその間もずっとメスやハサミを使ってきたことがある。ただし生きた人に対してではない。本日はまた、順正短期大学より講師をお招きして口腔ケアに関する講義をしていただいた。知っていそうで知らない事の数々、その一部を学ぶ事が出来ました。

平成18年 3月 6日
 先日来、某病院に入院依頼紹介状を3通立て続けに発行した。院長の・・お顔が目に浮かぶ。夕刻、いきいき本町会合。まずは会長他の人事から。来年は面白くなるかも知れない。

平成18年 2月27日
 本日も噂を聞いて久々に見えた患者さん幾人かあり、中には痛む手を抱えて手術を待っていて下さった方もあり、申し訳なくも有り難し。

平成18年 2月20日 本日は朝から牡丹雪故、郡部からの来院少なし。なお近くて遠き春の息吹か。夕刻、本町まちづくり委員会(いきいき本町)発会。1区〜4区有志の方々集合され吾も末席を汚したり。来年は雛祭りとか、どりゃ、生き内裏でもするか??

平成18年 2月13日 本日当HP本運営初日。小倉医師が復帰いたしました。月曜休診という変則事態に患者様方にはご不自由をおかけしておりましたが、お陰様でやっと月曜診療再開にて正常な診療体制に戻りました。皆々様のお励ましに感謝いたしております。本日の外来、初日には上出来の滑り出しでした。久々に見えた患者様、待っていて下さった患者様を中心に思いの外多数見えました。ある旧知のご婦人は昨日骨折され食事も出来ずに今日を待っておいで下さった。某病院に入院をお世話いたしました。