NEWS 過去ログ倉庫2007
平成19年12月31日 亥年も今日限り。本日は先週・先々週に手術した7名のガーゼ交換はじめ計10名の臨時診察を致しました。午後、このパソコンモニターが数日前から壊れているのを某所に修理依頼で持ち込んだが、まあ期待しない方がよさそう。たちまち仕事に差し支えるので新しいモニターを購入した。何かしらこの年末は物要りでした、しばらく出費を抑えなくては。10年前の重いモニターに比べて新しい液晶は軽くて綺麗だこと!今夜は早速年賀状三昧です。
平成19年12月16日(日) 本日岡山県医師会館に於いて、映画「シッコ」(Sicko)が上映された。この映画は例のマイケルムーア監督(Mr.メタボ?)の手になるもので、いかに米国の医療保険制度が病んでいるか(病気=sick、オビョーキ=sicko)を告発したもの。まず、医療保険未加入の5000万人?が怪我や病気にかかれば如何に悲惨であるか。一例として、労務中の事故で左手中指と薬指を飛ばした患者に、医師は切断指再接着手術に中指200万ドル、薬指140万ドルと告げた。患者は指輪をはめる薬指だけつないでもらった。つぎに、医療保険(米国に公的医療保険はないので民間企業の保険)に入ってはいるものの、いざ支払いの段になって保険会社は既往症告知義務違反などを楯に支払おうとしない。結局高額な支払いを余儀なくされる例が頻発する。それもその筈、保険会社には支払い拒否のための専門係員がいて、拒否件数が多ければ業績として高く評価される仕組み。治療を拒否されて亡くなる患者もあり、鬼のような職場を辞めた元社員が涙ながらに告白する。かつてヒラリーが国民皆保険実現に奔走したが、結局保険会社サイドのロビイ活動に屈してしまった。片や国境の川を越えてカナダに行けば医療費は何とタダ。イギリスもタダ。フランスに至っては医療はもちろん、妊婦や子供に対する厚遇振りは別世界。夜間の往診システムさえある。最後は米国唯一の医療費無料の地、グアンタナモ基地のテロ容疑者収容施設を目指して海を渡る。もちろん収容施設に入れはしないが、仮想敵国のはずのキューバでさえ、医療システムは米国よりはるかに親身であった。ムーア監督は米国を非難しているのではない。米国とは隣人愛に満ちた理想郷の筈ではなかったのか、なぜ世界に冠たるこの国は事医療に関してこうも不親切なのかと嘆いている、愛国的訴えなのである。映画では触れなかったが、膨大な軍事費が無関係とは言えまい。
この映画をなぜ医師会で放映したか、それは昨今米国および米国保険会社の圧力により、我が国の国民皆保険制度に暗雲がたれ込めているからである。しきりに諮問委員会は自由診療を導入したがっている。もし国民皆保険制度、誰でもいつでも好きな医療機関を受診できるフリーアクセスが損なわれ、保険会社の支配下に落ちればどうなってしまうのかという危機感があるからである。御本家の米国では折しも大統領予備選が始まろうとしている。民主党のヒラリー、オバマとも、医療保険改革を叫んでいる。コーラ、○○チキン、○○バーガーなどジャンクフードが米国で売れ行きが落ちる前に我が国に持ち込む米国人である。米国大手保険会社の次なるターゲットはこの日本以外にない。
平成19年12月 7日 ほぼ1カ月ぶりに追記。本日ワクチン投与ほぼ終了。2回投与の子供さんの予約分を残すのみとなりました。例年12月中旬まで投与していますが、今年の流行は異常に早いという報道の後、大勢の接種希望者があり、あっと言う間に在庫が底をついてしまった。平素はお年寄りの方が多い整形外科ですが、ここ数日は少子化どこ吹く風と言った子供さん達の賑やかな日々でした。
平成19年11月 4日 寒くなりました。皆さんお体大切に。早速ですが、11月1日より、インフルエンザワクチンの接種を開始いたしました。転ばぬ前の杖ならぬ大風ひく前のワクチンとでも申しましょうか。通リハ利用者ならびに職員は率先して実行いたしましょう。
平成19年 9月23日 当番医。比較的平穏ながら、中毒110番についての古い医師会情報が半分通じないことが判明。しかしネットで容易に新情報を獲得した。昨今は分からないことがあれば何でも?ネットで教えてくれる。便利な世の中になったものだ。
平成19年 9月12日 去る3日、「介護サービス情報の公開」制度に則り、居宅介護支援事業所について県社会福祉協議会より調査員2名が来院され、滞り無く調査終了しました。通所リハビリテーションについては当院は小規模20名定員なので公表の必要無しとのことであったが、本日県担当課より、公表の必要無しというのは間違いだったので来年始めに調査したいと連絡があった。20人以上事業所から不公平だとクレームでも出たか?ついでにもう一つ介護関係で訂正して欲しいね。
平成19年 9月11日 過日、高梁市社会福祉協議会より「法人会員の会員証」が送付され、本日玄関先に貼付いたしました。
平成19年 9月10日 日本リウマチ財団より「災害時リウマチ患者支援協力医療機関の証」が送られてきました。どの様に支援できるか不明ながら廊下に掲示しました。
平成19年 8月15日 お盆休み。当院は1日だけの休みながら、ゴルフ中の携帯電話に問い合わせの転送電話が11件。アドレス中にも尻ポケットでブルブル。それでスコアを乱したなんて言いませんよ。5月連休以来の時たまゴルフにしてはまずまずの成績・・のつもり。18ホール1アンダーパーで上がった佐藤プロ?にも「日頃やらんわりににゃーまあまあじゃのー」とお褒めの言葉を頂きました。日向はすこぶる暑く、大汗でインパクト直前に目に入ったりもしましたが、こまめに水分を摂り、熱中症対策は怠りなし。
平成19年8月14日 仕事が定刻に終了するや浴衣・角帯に着替えて駅前に繰り出し、備中高梁松山踊り「いきいき本町」連に参加。当院より理事長以下5名参加、しっかり汗を流しました。終了後居残り隊の用意して下さった、素麺・冷や麦とビールの美味しいこと!(ギャラリー参照)
平成19年 7月30日 岡大同門の大先輩がご逝去になり本日通夜に参じた。診療後に出掛けたため到着時には参列の皆様お帰りの後でした。30年前、私が初年兵の身で岡山労災病院に1ヶ月間応援?に行かせていただいた際、当時院長でいらした先生に初めてお会いした。以来毎年の同門会では必ずお声を掛けていただいた。「いやー小倉君元気か!」ただの1カ月お邪魔しただけの若輩者に斯くもお気を留めていただけるとは、ただただ恐縮。ここ数年は私自身の問題で同門会に行けず、ご無沙汰していた。このたびの訃報で、とにかく足を運びたく、甚だしく遅刻して参上致し、御家族のお計らいで最後の面会をさせていただいた。式中なら錚々たる参列者に埋もれてお会い出来なかったでありましょうに、92歳の安らかなお顔でありました。「おーよく来た」と言っていただいたような?合掌。
平成19年 7月23日 昨日、職員小旅行を敢行。マイクロバスで移動。高松市内で栗林公園を散策の後、お昼にステーキを食べ、屋島で遊んで、善通寺で讃岐うどん(ぶっかけ)を食べて帰りました。これまで揃って出掛けることはなかったのですが、積立金をつかっていつもより贅沢な暑気払いとしました。梅雨明け前日で途中雨も降りましたが、観光より食べることが主体なので問題なし。またいつか実行したいですね。
平成19年 7月16日(海の日) 本日は休日当番医。台風の後の天候不良もあってか、比較的暇な当番医でした。暇を利用して、骨密度検査データの管理を致しました。
平成19年 6月30日 最近は当ホームページを見て来院したと言う方もちらほら。本日も巻き爪の治療に来られました。以前「爪をはがされた」経験から、「爪をはがさず痛くない治療をしてくれるそうだ」と言うもの。爪を伸ばしていてくれたので、超弾性ワイヤーで治療開始しました。本法(町田法)実施医療機関は岡山県内に4カ所。当院以外は岡山市内です。
平成19年 6月 7日 昨日神戸に出張しました。第44回日本リハビリテーション医学会学術集会。ポスターセッションに「変形性肘関節症に起因する肘部管症候群に対するKing手術の一変法」を発表致しました。当日のみ出席で撤収には行けないので、ポスターは会期終了時に処分されるでしょう。開業医に暇はありません。教育講演「介護予防と熟年対策」(信州大学 能勢 博先生)で、インターバル速歩が体力向上、減量その他に有効であるとのご指摘がありました。早速当院でも外来指導に役立てるつもりです。
平成19年 5月21日 私事で恐縮ながら、一昨日大阪で大学同級生で同じ実習グループ5人の集まりがあった。本来は6名ながらやむを得ない事情で5名。互いの健康を確認し心地よく飲んだ。これまで5年ごとであったが、次回は2年後と決定。出来れば6人で集まりたいものだ。
平成19年 5月 9日 本日で一段落したが、連休のお陰で前後、中日はいつも以上に患者さんが多かった。我々にとって、少なくも私にとっては連休は有り難くも何ともない。前後はいつも以上のストレスに曝され、私自身はレセプトや介護保険のあれこれで結局どこにも行けなかった。これまで10年以上、5月の連休にどこかに行けた試しはない。某学会準備に貴重な時間でもある。まあ世間様はどうあれ、いつものこと。
平成19年 4月30日 昨日横浜を往復し、日本リウマチ学会教育研修会を受講してきました。特にステロイド誘発性骨粗鬆症がなぜどう問題なのか明快な解説に目から鱗であった。やはり進歩途上の情報を逐一目に耳にする事は重要です。職業柄、生涯学習はあたりまえなんです。今さら言うまでもないことですが。
平成19年 4月11日 9日より勤務開始の作業療法士さん、昨日晴れて国家試験合格。正社員に迎えることになりました。皆様よろしく!
平成19年 4月 8日 本町雛祭りは盛況のうちに終了した。これほどの人出は生まれてこの方目にしていない。ある人は昭和の始め頃以来だという。「やってみるもんだな」と言うのが皆の感想。実行委員会はもちろんながら、一丸となって準備に勤しんで下さったご婦人方の力が大きかった。来年も続けてしなくっちゃ!
平成19年 4月 7日 本日・明日は町内の雛祭り。古いもの、新しいもの至るところに展示。当院は業務中なので出歩けなかったが、医院前を大勢の観光客が歩く。初の試みは概ね成功か?
平成19年 4月 1日 本日は午前中に雛祭りの準備、午後に葬儀、終了後に合氣道と多忙でした。ご葬儀とは、鳥取大学医学部の大先輩であり、当地医師会の重鎮であり、現役県議である大杉真樹先生、74歳で惜しまれつつご逝去。県体育協会副会長、岡山国体選手団長として天皇杯・皇后杯を拝領されたのは記憶に新しい。代議士、知事をはじめ錚々たる方々が弔辞を述べられた(1名のみ代読)。合掌。
平成19年 3月31日 4月7・8日の雛祭りに向け町内こぞって取り組んでいる最中に邪魔する人がいる。実行委員のもとに頻々と誹謗中傷電話をして困らせる。この様な人は新市内広しと言えどもこの人だけの有名人(notorious)。自ら病と認め得ず、己が身を削るお気の毒な人だ。
平成19年 3月23日 ある資格継続のための申請書を送付した。ここ1週間書類作成に没頭していたが、これでほっとしました。
平成19年 3月21日(春分の日) 当番医。外傷を中心にほぼ全例整形外科的疾患の16名。世間では遅めのインフルエンザが流行しており、電話で数件の打診があったが、当院には診断キットもタミフルもないので、二次救急をご紹介しました。やはりワクチンを受けていない方、小児で2回目のワクチン接種をしていない子が罹患しているらしい。折しも早朝より厚生労働省の会見で、タミフルを10代へ投与しないよう注意が喚起された。今朝方の電話の一人は、一家5人(大人2人子供3人)のうち2人インフルエンザなので、全員にタミフルが欲しいというもので、報道は知らなかったようだ。
平成19年 3月 8日 春が来たかと思いきや冬に逆戻りでさぶっ!そんな中、昨夜「町家通りの雛祭り」(4月7/8日)実行委員会の事前打ち合わせが行われた。町家通りまっただ中の当院も何らかの協力をせねばなるまい。7日は業務だが、さてどうなりますやら。自宅も一部開放すべきか検討中。でも、前庭は物置同然でね、お見せできる状態ではありません。
平成19年 3月 7日 昨年は週1程度の手術件数であったが、今年に入って手術日(水曜)連日3件が続いている。もちろんバネ指程度の小手術が主ですが、看護師さん達は昼休み返上で頑張ってくれています。3月21日の休日が待ち遠しいのではないでしょうか?
平成19年 2月23日 なんとまあ、またもや驚愕のニュースが舞い込んだ。同級生のそれも同じグループの友人が行政処分を受けてしまった。行政処分は不正の多少にかかわらず5年と相場が決まっているが、その間、我が社の10倍〜20倍規模の病院が休止に追い込まれるのであるから、当事者は元より、社会的影響は我が社の比ではない。なぜ小火の内に消さなかったのだろうか?不思議でならない。5月には同期会を予定しているのだが・・・。かくも悪魔が囁くときは誰しも罠に陥りやすいものである。自分ならずとも人のことは悪く言えぬ。誅する人こそ先の身を案ずるべきだろう。まさに「主の祈り」にある通り、「我らを試みに遭わせず、悪より救い出したまえ」。
平成19年 2月16日 身近な御仁最愛の御子息が天に召され、本日告別式が執り行われました。何とも声をお掛けし難く存じます。ご冥福をお祈り申し上げます。御家族に於かれましてはお疲れの有りませぬように。
平成19年 2月13日 小倉 丘の復帰1周年です。連休明けでもあり、久々に超多忙な一日でありました。何よりです。昨日は母の誕生祝い(87歳)をしました。
平成19年 2月10日 神戸の第19回肘関節学会に参加いたしました。実は第3回より第14研究会まで毎回演題提出する常連であったが、第15回より4年間参加しなかった。久々に参加して今浦島の如く新鮮に感じたことがある。つまり肘関節外科に関する研究内容の厚みが格段に増えたことです。かつては試行錯誤だった野球肘の問題にしても、今回の「野球肘ゼロを目指して!」のパネルディスカッションに見るように、症例の積み重ねにより、病態の把握、手術手技の発達から、予防に対する取り組みまで充実してきたことは、第16回から研究会が学会に昇格し成熟してきた事を裏付けるものでもあります。そのほか、上腕骨外上顆炎に関しても、かつて滑膜ひだの存在そのものが悪であるかのような演題があったとき、「これは解剖すれば100%認められる構造物であって、本来正常組織である」と吠えていた私であったが、今回の演題ではそれが広く認められてきた様である。さらに、肘関節内側々副靱帯の解剖について、かつて延々と演題を提出しており、その主構成成分である前斜走靱帯(AOL)を前斜走繊維(AOF)と呼ばなかった私であるが、今回の演題を見る限りAOLでほぼ統一された感があることでも溜飲を下げている。会長の田中寿一先生(兵庫医大整形外科学教室助教授、鳥取大学医学部時代小倉の同級生)、理事長をご勇退になった阿部宗昭先生(前大阪医科大学整形外科学教室教授)ご苦労様でした。ご両名には個人的にもお世話になり感謝申し上げます。来年はまた演題を出すぞ!
平成19年 2月 1日 1月末、当高梁市で強毒性鳥インフルエンザが発生し、全国ニュースになってしまった。決してよそ事でなく身近な出来事に驚くものの、何処で発生しても不思議のない代物ではあります。養鶏業者の皆様は戦々恐々の毎日とお察し申し上げます。防疫に当たる行政職の方々は御苦労です。作業に当たる方はタミフル服用の由。我が国では速やかに処置が講じられ、病禽と肌で接する様なこともないので人への感染はまず無いでしょう。
平成19年 1月20日 この冬は雪が降っても本気で積もらず、まだ雪かきをしていません。整形外科は天候に左右されやすい。雨や雪なら「リハビリは止めておこう」となるから。その点、暖冬の性か患者さんは1月でもあまり減らずに、まずまずお出でくださっています。昨年は近隣の大水のために手術が延期になった方もあったが、今年は穏やかな年であって欲しいですね。
平成19年 1月 8日 追補 本日は隣接町内現役医師の葬儀でした。享年73歳。父が生前お世話になり、拙医院開設後間もなく急用で来ていただいたり、私自身も一度診察を受けたこともあり、両医院はしごで受診される患者さんもあったりで、誠に残念です。本日は当番医故に葬儀に参列できず、昨夜通夜に参列いたしました。ご冥福をお祈り申し上げます。御家族の皆様もお疲れのありませんように。
平成19年 1月 8日(成人の日) 本日も当番医。朝から骨折やら外傷やら続き、昼食は14時過ぎに。大腿骨骨折は入院が必要なので、いずれも他院を紹介転医といたしました。「ここじゃ〜いけんのかな?」「すみませんね、入院ベッドが無いもんで」。寝たままがよいので救急車を呼びました。やはりサイレンを鳴らして出て行きました。状態は安定しているので鳴らずゆっくり行けば良さそうなものですが、鳴らす決まりになっているようです。
平成19年 1月 1日(元旦) 本日は当番医。朝から怪我の方をはじめ10名ほどお出ででした。午後は一段落したので年賀状の整理やら新年の掲示やらあれこれ出来ました。正月休診は3日までですが、診療報酬請求事務や介護請求事務を、新年会や年始廻りの合間を縫って、ほろ酔いで?しなければなりません。それに3日が期限の論文提出もあり、一つでも後にすれば支えてしまうので、一つ一つ片づけます。忙しいお休み?です。年末年始海外に出掛けるなどよその世界のお話です。